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日記


by JF1EBPKH
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下見打ち合わせ①

  来週北欧からいらっしゃるご婦人がたの打ち合わせに、昨日と今日の1泊2日で、名古屋・京都・美濃に行ってきました。昨日の朝は土砂降りの雨で、行く気力がそがれましたが、お客様のいる添乗でもなく、時間もある程度自由になるため、ゆっくり旅情でも味わいながら名古屋まで、‘こだま’に乗って行くことにしました。
  富士川も安倍川も濁流でしたが、掛川を過ぎたあたりから青空が見え始めました。こだまの終点名古屋に着いた時は真っ盛りの夏もよう。急きょ予定変更。名古屋では、鳴海にある『有明絞り会館』に行かねばならないのですが、時間もあることだし、昼飯時だし、ここでは‘ひつまぶし’でも食べて行きたいじゃありませんか。
下見打ち合わせ①_e0116694_21162551.jpg  瀬戸とか名古屋の他店では食べたことはありますが、やはり商標登録しているご本家『蓬莱軒』で食べたいでしょう。ここにはまだ行ったことがないんです。幸いにも、ご本家はこれから行かねばならない名鉄線の沿線上にあるのです。場所は神宮前。名古屋で神宮といえば熱田神宮。その神宮前で下車し、一気に境内を横切って蓬莱軒へ行きたいところですが、それではばちが当たりそうなので、一応お参りを済ませ、南の鳥居の外にある蓬莱軒神宮前店(ここもたくさんの人が並んでましたが)を横目でながめ、大きな歩道橋を渡って本店へ。着けば予約をしていないもんで、1時間待ちですが、とのこと。有明が遅くなるなぁと思いながらも、あそこは3年前にも行っているから最悪電話でもいいかと待つことにしました。しかし、30分ほどで2階に席を用意してもらえました。
お品書きには‘ひつまぶし’の食べ方の説明が書いてはあります。最後の一行に、「どうぞお好きな食べ方で」とあったのには笑ってしまいました。1人前2,730円は昼食にしてはちと高いですが、これだけ売れているんですから値打ちなんでしょう。
下見打ち合わせ①_e0116694_227580.jpg蓬莱軒本店から100mくらい歩くと、かっての東海道七里の渡し場があります。広重の隷書東海道に描かれている桑名までの渡し場です。ということは、東海道を上り下りする人は、皆ここで熱田神宮まで行く間に蓬莱軒の前を通ることになるわけです。昔は一等地にお店があったんですね。説明看板を読むと、シーボルトもここを通って江戸へむかったとありました。森の石松もここから代参して、広澤虎造の‘寿司食いねえー’となったんですねぇ。袴腰の鐘楼はとても風情があります。常夜燈は広重の絵そのままです。周辺は公園になっていますが、もそっと旧東海道第一の船乗り場の名残があって欲しかった。下見打ち合わせ①_e0116694_22422140.jpg
by jf1ebpkh | 2009-06-25 21:24 | | Comments(0)