贔屓
2009年 08月 03日
今回も墓碑、墓誌、記念碑など、たくさんの石碑を見ました。さすが文字の国です。そしてそのいくつかは大きな亀の背中に乗っていました。徳川も、毛利も前田も、廟所の墓誌はすべてこの亀の背に乗っています。これまで、私はその亀は霊獣の玄武だとばかり思っていたのですが、ガイドさんの話によるとこれは贔屓(ひいき)といって、龍の第6番目の子供。大きな重い荷物を背負うことを好み、顔は龍、体は亀です、と言うではないですか。背中に重いものを背負うことで、動かない台座とされ、それを無理やり力ずくで引っ張ると柱が倒れてしまうことにより、贔屓の引き倒しの言葉が生まれました、と説明するのです。贔屓の言葉の意味と、玄武と思っていた亀が、実は贔屓という龍の子供だと聞いて、もうビックリしてしまいました。
帰国してウィキペディアを引いてみましたら、いろいろ出ておりました。龍には9頭の子供があり(龍生九子)、時代によって順序や名称のちがいはあるものの、贔屓という子供が確かにいます。そしてそこには饕餮(とうてつ)という子供もいて、あの古代中国の饕餮文に現されている霊獣で、飲食を好むとありました。だから食器とか鼎とか、食物に関わる器物にその文様が付けられていることに納得してしまいました。
知らなかった。あの亀は贔屓という霊獣だったとは。今回はこのことを知ったことだけでも収穫でした。
帰国してウィキペディアを引いてみましたら、いろいろ出ておりました。龍には9頭の子供があり(龍生九子)、時代によって順序や名称のちがいはあるものの、贔屓という子供が確かにいます。そしてそこには饕餮(とうてつ)という子供もいて、あの古代中国の饕餮文に現されている霊獣で、飲食を好むとありました。だから食器とか鼎とか、食物に関わる器物にその文様が付けられていることに納得してしまいました。
知らなかった。あの亀は贔屓という霊獣だったとは。今回はこのことを知ったことだけでも収穫でした。
by jf1ebpkh
| 2009-08-03 23:35
| 旅
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