越中五箇山にて
2009年 08月 21日
越中五箇山にいます。外は雨です。新宿を午前8時に発って、平湯、高山、白川郷経由の五箇山です。五箇山の停留所には、午後15時47分着でした。五箇山は3度目ですが、以前と比べると隔世の感があります。
前回は、と言っても十年以上前になりますが、日本風俗史学会の研修旅行で来ました。重文の岩瀬家が全面解体修復中で土台しかなく、ガッカリした想い出があります。その当時と比べると、道路も町並みも綺麗になってしまって、昔は日本の秘境と呼ばれていた五箇山が、いとも簡単に来られるようになってしまいました。初めての時は、富山の方から、井波、城端、大牧温泉など、瓜破の水など名水の旅で、郡上八幡へ抜けた旅でした。
今回は、9月上旬実施の大学生の研修旅行で、ここで昔の人々の生活体験をしようという体験学習の下見打ち合わせで来ているのすが、自炊をさせたいという教授の思いが、どれくらい実現できるか、その打ち合わせです。実際、大学生に限らず、今羽釜でご飯を炊ける人がいるでしょうか。薪から火を起こして、はじめチョロチョロ、中パッパができるでしょうか。お米の量、水の量、火加減、その時間。飯盒ですら難しいと思います。
米を研ぐ、炊く、蒸らす、そしてよそう。稲から米、ご飯とその過程で名前が変わっていきます。茶碗に盛る、でもいいのですが、よそう=装うとした先人たち。ご飯に対しての敬称だとおもいます。それが出来るか。
我が家でも電気、ガスでご飯を炊いています。しかし、地震で電気が使えなかったら、どうしたらいいでしょう。昔の人は、電気もガスもなかったから、何とも思わないでしょうが、現代人は今食べるご飯すら途方にくれてしまうでしょう。東海地震がいつ起こってもおかしくないと学者は言います。なのに、超高層マンションなどいまだに建てる神経は私には理解できません。
前回は、と言っても十年以上前になりますが、日本風俗史学会の研修旅行で来ました。重文の岩瀬家が全面解体修復中で土台しかなく、ガッカリした想い出があります。その当時と比べると、道路も町並みも綺麗になってしまって、昔は日本の秘境と呼ばれていた五箇山が、いとも簡単に来られるようになってしまいました。初めての時は、富山の方から、井波、城端、大牧温泉など、瓜破の水など名水の旅で、郡上八幡へ抜けた旅でした。
今回は、9月上旬実施の大学生の研修旅行で、ここで昔の人々の生活体験をしようという体験学習の下見打ち合わせで来ているのすが、自炊をさせたいという教授の思いが、どれくらい実現できるか、その打ち合わせです。実際、大学生に限らず、今羽釜でご飯を炊ける人がいるでしょうか。薪から火を起こして、はじめチョロチョロ、中パッパができるでしょうか。お米の量、水の量、火加減、その時間。飯盒ですら難しいと思います。
米を研ぐ、炊く、蒸らす、そしてよそう。稲から米、ご飯とその過程で名前が変わっていきます。茶碗に盛る、でもいいのですが、よそう=装うとした先人たち。ご飯に対しての敬称だとおもいます。それが出来るか。
我が家でも電気、ガスでご飯を炊いています。しかし、地震で電気が使えなかったら、どうしたらいいでしょう。昔の人は、電気もガスもなかったから、何とも思わないでしょうが、現代人は今食べるご飯すら途方にくれてしまうでしょう。東海地震がいつ起こってもおかしくないと学者は言います。なのに、超高層マンションなどいまだに建てる神経は私には理解できません。
by jf1ebpkh
| 2009-08-21 20:36
| 旅
|
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