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日記


by JF1EBPKH
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成田2泊3日

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 日曜日の夜、イタリア研修に行く30名をエールフランス航空に乗せ、翌月曜の朝は、残りのイタリア研修の40名と、パリ研修の80名、韓国研修の30名の手続きのため、成田に泊っておりました。
  翌日、寝ぼけ眼で空港へ行くと、何とエールフランスがフライトキャンセルなのです。しっかり、目が醒めてしまいました。うちの団体120名が行けない事になってしまったのです。エールフランスからの代案は、パリを1日遅れて飛んでくる翌日の便にしてくれという通告です。添乗員、成田空港の支店スタッフが色々代案を想定して提案したのですが、団体が大き過ぎて振り替えられない、という結論です。あすの出発予定は9時なので、朝7時には集合して下さい。今日は、ホテル日航成田を用意しているので、こちらで御休息いただき、今日の昼食、夕食、明日の朝食もお付けしてございます。また、明日の朝は早いので、飛行機に預けるスーツケースは、今お預かりいたします。ということで、お客様には、今晩必要な洗面具と替え下着類、現金、旅券など貴重品だけ持ってスーツケースは置いていきます、と案内してホテルへ向かいました。この間の右往左往に手間が掛かったこと。お客様も私どもも、数時間たちっぱなしでございます。日航成田へ案内して、私どもが昼ごはんを食べたのは午後2時過ぎでした。
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さて、お客様を案内する前に、イタリアとパリへは、今日飛行機が飛ばない事を、大至急連絡しなければなりません。時差が7時間あるので、現地が仕事をする時間は日本の16時以降になります。現地の旅行代理店の東京支店には早々に第一報を入れていますが、あす以降の予定を入れておかねばなりません。イタリアの方面は、スカラ座の衣裳制作部の見学ができません。パリは、ヴィトンの博物館の見学をキャンセルしなければなりません。どちらも、いつでも見せてくれるところではありませんので、残念ながら今回は断念せざるを得ません。しかも、予約していたバス、ガイド、通訳さんには100%のキャンセルチャージを支払わなければなりません。エールフランスは、ここまで補てんはしてくれません。代替えをするには、また手配をして、同じ金額か、緊急手配ですので、それ以上の金額がかかります。バカンス明けのフランスはフェアシーズンにはいり、それでなくても通訳やバス代が高くなッているので当方は大打撃です。400名以上いるといわれるパリの日本人ガイドが、捉まらない事もあるのです。
  何やかんやしている間に夕方になってしまいました。エールフランスは私の宿泊までは取ってくれていません。家にも会社にも、これから戻ってまた来るには時間も経費も掛かってしまいます。また、今朝泊まっていた成田ビューへ予約することにしました。
  ホテルで一服する間もなく、パリから国際電話が携帯にはいってきました。現地が9時になって、仕事が始まったのです。さて、パリとミラノへ、遅れたわけと今後の対応を説明します。その間にも、行く予定だった添乗員から電話が入ってきます。電話では埒が明かず、タクシーで成田ビューホテルから、成田日航ホテルへ行くことにしました。ホテルからは、空港への無料の連絡バスが空港へは出ていますが、日中は1時間に1本とか2本しか、それぞれ出ていないので、ホテルからホテルへの移動は1時間以上覚悟しなければなりませんのです。
  添乗員にロビーへ降りてきてもらい、それぞれの到着後の日程変更を確認してもらいます。夕食しながらの打合わせの味のないこと。添乗員さんも、ぐったりお疲れです。

  さてまた次の日、7時集合なので6時半には空港についていました。出発ロビーのボードを見ますと、何とAF275Dフライトキャンセルと表示されています。ウソ。もう昨日機能搭もらっているのに。と思い、成田フライトインフォメーションへ電話しました。しかし、詳しいことはわからないというのです。今度は、到着フロアへ行って見ました。昨日到着予定の便は、22時間遅れで朝の6時29分に到着していました。何だ、着いているじゃん、と思いましたが、不安が残ります。エールフランスのカウンターはまだ開いておりません。
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  間もなく7時となり、添乗員に引きつられてお客様が集合し始めました。添乗員には、昨深夜、代替便もキャンセルになったことがファックスで知らされていたそうですが、夜も遅かったのでお客様には連絡せず、昨日案内した時間でホテルを出たのだそうです。
  お客様に再びフライトキャンセルのご案内をし、昨日予定の11時55分発の定時フライトで行くことになりました。24時間遅れの便は着いているのにです。定刻のフライトだって、我々のグループ120名を入れたら、あぶれる人が出てくるはずです。個人のお客さんでしたら、JALや全日空、BA,LH、KLに振っていくのでしょう。KLは今エールフランスの企業だし。
  お客様には、休息用の空港内で使える金券が配られました。しかし、朝食をしっかり摂ってきたばかりですから、お腹がすいているはずもありません。
  昨日もらった搭乗券と荷札を差し換え、1泊2日の業務が2泊3日になり、ヘトヘトで会社に戻りましたが、このあとにも不運は付いて回るのでした。
by jf1ebpkh | 2012-09-11 21:37 | 仕事 | Comments(0)