アグリツーリズモ
2013年 03月 02日
風はまだまだ冷たいですが、野良仕事は楽しみです。野原の良い仕事だから野良仕事と言ったのだと思います。フキノトウが芽吹き始め、盆栽の芽もどんどん大きくなっています。でも、耕運機の調子が悪く、また動かなくなってしまいました。前と同じ吸い込み過ぎだと思うので、プラグを抜くネジ廻しを買ってきて、チャッカマンで燃やし続けましたが、よほど吸い込んだのか、まだ直っていません。しばし、蒸発を待つ子とにして、今日は、苦土石灰を撒いておきました。お隣はもうジャガイモを植え付けるところですし、回りの家庭菜園でも耕運機が入って、畝が出来あがっています。私のところが一番遅くなっています。皆さん、寒いのに。
三十歳の頃、日本農村振興協会という団体の仕事をしていました。農林省の任意団体でしたが、主催者は“農村で休暇を”という運動を提唱し、“我が村は美しく”というコンクールを実施していました。年3回から4回、この運動がすでに定着しているドイツ、イタリア、フランスなどを中心に、市長や町長、農協の幹部連を連れての視察旅行です。イタリア流のアグリツーリズモはすでに日本でも受け入れられて、ツアーも組まれていますが、農村の民宿で滞在型の旅行です。不都合はないか、現地では通訳さんと各宿泊先の民宿回りで忙しかったですが、お客様には喜んでいただいたようです。欧米の人々は、我々が思っている以上に農村に対して憧憬があるようです。
日本人だって、三代、四代前をたどれば、だいたいどの人も農民に帰ると思います。天皇にしたって、本業は五穀豊穣を祈る神主です。農業へのDNAは皆持っているはずです。家庭菜園がどこも盛況なのは、そんなDNAのせいだと思います。アグリツーリズモも、もう少し流行らないものかと思っています。
カマツカの新芽。赤くてとてもきれいです。
上の写真は、ボケの花芽。
by JF1EBPKH
| 2013-03-02 21:40
| 晴耕
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