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私の本棚70

  桜木町まで、確定申告に行ったついでに、野毛の『天保堂苅部書店』に寄ってみました。高校生の頃、市立図書館からの帰りに時々立ち寄った古本屋でしたが、ここ何十年も行ってませんでしたので、もうなくなっているかなと思いましたが、どうにか見つけることが出来ました。回りがあまりにも変貌しているので、昔の記憶と一致するところがないのです。いまさらここに行ったのは、吉村昭さんの『生麦事件 上・下』(新潮文庫)を探しているのですが、いつも行っている古本屋さんにはなくて、いくらか生麦に近いところならあるかな(どういう根拠でしょう)と思っていたのです。古びた書棚をあたりましたが、ありません。店番をしている主らしき老人に訊いてみますと、「吉村昭ファンの方が3名いらして、入るとみんな持っていってしまうんでね。吉村昭さんの在庫はないねぇ。」とのこと。同好の方がいるんで、少しうれしくなりましたが、前々から(高校生時代から)気になっていたこともついでに訊いてみました。「こちらは、保土ヶ谷宿の本陣苅部家と、西谷の苅部歴史資料館とはご親戚ですか」と尋ねますと、「昔は親族だったんですが、私はもう存じません。保土ヶ谷の家では、この野毛の家はだれだれの何男坊の誰それのとか言ってますが、私は83ですけど、わからんです。市史編纂のことで見えた先生にも。」ということでした。もっとお伺いしたいことがあったのですが、ちょうどご子息らしき方が帰られたので、邪魔になるかなと店を出ましたが、本が見つからないのと、話をもっと聞いてみたかったのと、残念でございました。
  ところで、このごろの大学生は一ヶ月の間に本をまったく読まないのが4割もいるんですってね。テレビで報道していましたよ。こんな学生は、新聞も読まないんでしょうな。必要な情報はすべてスマホで済ませてしまう。だから、必要でないものは眼に入らない。眼に入れない。活字であれば、新聞でも辞書でも、必要な情報の周辺の文字が眼に入るので、ついでに読んだりしたことが結構役に立つんですが。電車の中でも皆さんスマホばっかり。スマホで、スマソーなんてフォーンとにいいんでしょうか。

十五万両の代償 十一代将軍家斉の生涯 (講談社文庫)

佐藤 雅美 / 講談社


  家斉一代記です。直木賞作家佐藤雅美さんは、『大君の通貨』で新田次郎賞も取っていますが、私には井伊大老の後を継いだ大老を描いた『開国 愚直の宰相堀田正睦』など、歴史もの(大部の)とか時代小説の作家と思っています。武家の風俗、しきたりに詳しく、これも500ページを越す大部ですが、飽きさせません。
 

新装版 間宮林蔵 (講談社文庫)

吉村 昭 / 講談社


  樺太が島であることを確認した間宮林蔵の探検記です。近藤重蔵、伊能忠敬などと同時代の人ですが、蝦夷、国後、択捉、樺太など、今の北方領土を江戸時代から見ています。これも大部作です。
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by JF1EBPKH | 2014-02-28 20:41 | | Comments(0)