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ダイヤモンド・プリンセス号試乗

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   プリンセス・クルーズ社が、“ダイヤモンド プリンセス号”のワンナイト・クルーズに乗せてくれるというので、喜んで乗せていただきました。乗船港は我が横浜です。この船の概要は、
総排水量:11万5875トン。
建造:三菱重工長崎造船所
船長:290m   船幅:40m
船籍:バミューダ 母港:ロンドン
最大乗船客:3,106名  乗員:1,115名
巡航速度20.7ノット
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  現在、世界最大の客船です。クイーン・エリザベス2世号(70,327t)、戦艦大和(約69,000t)の約2倍です。クイーンエリザベス2世号も大和も、長さはほぼ290m、幅もそれぞれ約40mなのですが、その威容は写真の通りです。大桟橋の片側をすべて使っております。対岸にあるランドマークタワーの高さが296mなので、あのビルが船になったと思えばその容積が感じられるでしょうか。大桟橋の反対には、オランダ船籍の客船“フォーレンダム号”(約6万トン)が停泊しています。その前には、レストラン船“ロイヤル・ウイング”(2800トン)もありますが、まったく比較になりません。
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   実は、この客船は一度事故っておりまして、建造中に船火事を起こしている船と入れ替わっているのです。建造したのは、三菱重工業長崎造船所。あの戦艦“武蔵”を建造したところです。この客船は、武蔵を造った船渠ではなく、一千メートルある香焼船渠で建造されましたが、艤装中に火災を起こし、納期が間に合わなくなりました。幸い、同形船の“サファイア・プリンス”も建造しておりましたので、急遽“サファイア・プリンス”を“ダイヤモンド・プリンス”にし直し(それでも納期が遅れたのですが)、焼けた元の“ダイヤモンド・プリンス”の消失部分を全部取り替え、それを“サファイア・プリンス”としたのでした。しかし、竣工前の船です。船は縁起をかつぎます。納期の遅れと、焼失による新たな装備の調達で、どれほどの損害があったのでしょう。建造費は4億ドルとなっていますが、それだけでは済んではいないことは確かでしょう。
e0116694_2252596.jpg  エレベーターは15階までありました。メインデッキは5階です。吹き抜けの大ホールがあります。客船は、船の中でも最高の芸術作品といわれております。豪華さと居住性を、合わせ供えなければなりません。材質も不燃性は絶対条件。一つの町を、ホテル並みの住み心地で生活できる空間を作らねばなりません。飽きさせないよう、娯楽設備も、イベントも、そして船旅の絶対条件、食事の提供プログラムも考慮しなければなりません。設計者は、あらゆることに精通していなければなりませんので大変です。
   この船にはプールが6箇所?あったと思います。今年度以降、ターゲットを日本に縛り、大浴場とか寿司バーを新設しています。日本船籍の、たとえば“日本丸”や“飛鳥”などには大浴場が設営されていますが、外国船籍では初めてではないでしょうか。
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   船は、22:30に出港予定でしたが、23時を回っても出る気配がなく、そのうち夕食で提供されたワインのせいか、私は寝てしまいました。しかし、低い波長の振動音がして眼を覚ましました。6時少し前でしたが、「これは!」と思い、急いで着替えて上甲板にあがってみますと、もう大桟橋に接岸するところでした。いつ出て行ったのか、まったく知らないほど静かでした。クインエリザベスⅡ世号が、先月横浜に入港した際、ベイブリッジに引っかかるおそれがあるので、大潮で海が引いた深夜の入港になりました。出港も深夜でした。今回も同様だったのだと思いますが、寝台車より、音も振動もなかったのだと思います。巨大客船なればこそでしょう。下の写真は、早朝のレンガ倉庫街です。
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山下公園より、大桟橋方面
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by jf1ebpkh | 2014-04-16 22:54 | 仕事 | Comments(0)