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熊野筆

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昨日から広島に来ています。我が学院の学生達が、広島のそごうデパートでファッションショーを披露し、ついでに研修旅行もというわけです。私が担当している仕事ではないのですが、担当者の仕事が重なってしまい、私にお鉢が回ってきたというわけです。しかし、広島ではあの熊野町の“筆工房”に行くというではないですか。もう、即OKです。さらに嬉しいことに、化粧筆でのトップメーカー【竹寳堂】に講演を依頼し、伝統工芸士の方の筆製作の実演も入れてあるというのです。これはいいです。筆の作り方は分っているつもりつもりですが、化粧筆はまた違ったものがあるかもしれません。数日前にも、NHKイッピンという番組で『熊の筆』を放映していましたが、化粧筆にはそれなりの工夫があったからです。百聞は一見に如かず。楽しみにしておりました。
e0116694_22294432.jpg  伝統工芸士(筆司)の手元です。ヤギの毛の選別です。通常、動物の毛ですから油脂で汚れています。洗ったりもしますが、灰で揉んで油脂分を除きます。その灰は、私は藁とか草木を燃やした草木灰だとばかり思っていたのですが、実は籾殻を燃やした灰だというのです。藁灰、草木灰、籾殻の灰とは、どこが違うのでしょうか。そのもみ殻の灰を断って指先で擦り合わせてみたのですが、判るわけありません。ただ、肌理は少し荒いような気がしました。
e0116694_22304134.jpg  講演の方で質問させて頂きました。毛の仕入れ先をです。「中国が99%ですネ」。やっぱりそうですか。イタリアの皮革も大部分中国でしたが、毛もです。しかし、筆司の方の話ですと、最近の毛は質が悪くて、良い毛が仕入れられればいいのですが、もうダメでしょうね。筆を作ることが出来るのも、私達の世代で終わりでしょう。とポツリと漏らされておりました。
   
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by JF1EBPKH | 2014-10-05 22:55 | 仕事 | Comments(0)