人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日記


by JF1EBPKH
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

キヨソネ東洋美術館

キヨソネ東洋美術館_e0116694_22404170.jpg

  今回、食べてばかりいたわけではありません。ちゃんと観光もしましたし、お勉強もしました。
アルバで一生分のトリュフを食べた後、コロンブスが生まれた町ジェノバに向かいました。しかし、ここには私が以前から行きたい美術館があるのです。お客様をダシにして、"キヨソネ東洋美術館"です。一般的な観光ではほとんど行かないところですが、私は今回一番行きたいところでした。お客様は、ここはなあに? という気分なので、「ここは明治維新のとき、明治政府が西洋文明を受け入れるために雇った"お雇い外国人"のキヨソネが集めた日本美術を展示しているところです。彼は、大蔵省の印刷局や、東京美術学校で油絵やデザインを教えた人です。総理大臣より高い破格の給与をもらい、日本の美術品をたくさん収集しました。終生独身を通し、日本で亡くなっております。  みなさんよくご存じの 、あの目のぎょろっとした西郷隆盛像や、明治キヨソネ東洋美術館_e0116694_23595.jpg 天皇の御真影を描いたひとで、
キヨソネ東洋美術館_e0116694_2352488.jpg日本で初めての紙幣、神功皇后のお金や切手をデザインしました」と説明しました。キヨソネの名前を、最近はキヨッソーネと教科書で教えているようですが、私にはキヨソネのほうがなじみます。キヨソネ東洋美術館_e0116694_12583652.jpg 展示されていたものは、鎧などの武具甲冑品。これは見栄えがするし、説明がなくても一目で何かわかるので、展示しやすいのでしょう。それと北斎や広重などの版画や根付などなど。トリノのサボイア王家の収蔵品にも、日本の甲冑がありましたので、当時の流行だったのかもしれません。何しろ、日本の戦装束は奇抜で目立ったものが多かったですから。
キヨソネ東洋美術館_e0116694_12592029.jpg
by JF1EBPKH | 2014-10-28 22:55 | | Comments(0)