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私の本棚74

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  今月の『芸術新潮』は、平等院鳳凰堂が特集です。約2年の修復を終えて、今年の4月1日から再公開しておりますが、今年の混みようは尋常ではないようで、平日でも2時間、3時間待ちはザラで、現に私も11月の連休前ですが、学生の研修旅行について行って、2時間半待ちでした。以前はこんなことは無くて、すぐ入れたものです。どうしてこうなってしまったのでしょう。
  混むといえば、富岡の製糸工場も大混雑で、毎年我が校の研修では直前でも予約OKだったのに、世界遺産に指定が決まってからは、連日見学者が詰め掛けて、駐車場も説明の案内人も、6月で年内の団体予約入場は締め切ってしまいました。そんなことは知らないものだから、いつものように夏休み明けに予約を入れようとしましたら、学校生徒の研修で毎年訪れているのに断られてしまいました。何ということ。特に夏休みの混雑はすごかったそうで、スタッフは混雑と暑さでヘトヘトになってしまったそうです。お気持ちご察し致しますが、毎年同じ時期に学校行事で来ているのに(それも服飾専攻の学生ばかりなのに)、一般の物見遊山客と同列に扱われるのは(部外者としても)、いささか心外な思いがしたものです。
  最近は年をとったせいか、列に並ぶことが億劫になっております。以前は、記念切手や記念コインを買うにも、行列に並ぶなんてことは当たり前のなんでもなかったことですが、今はダメですね。体力も気力も、立って待っていることが出来なくなってしまいました。
  ところで、先日の某大学の添乗でお客様の入堂予約をするために予約券を取りに走ったのですが、自分の分を忘れてしまい、私自身はお堂の中に入れなかったのです。来年2月にまた来るので、それほどがっかりはしていませんが、それでも私としたことが。
  今回の特集では、もし仏師定朝がいなかったら、日本の仏像彫刻の流れは変わっていただろうという話がありましたが、あの眠たそうな眼差しで、しかしなんともいえない顔立ちは、やはりこの人がいなければ、というものでしょう。貞観時代のあの神護寺の薬師如来や、東寺の帝釈天の端正な面立ちもいいですが、あのおだやかな定朝の阿弥陀様は一番です。頼通がこの仏様から五色の糸をたらし、その端を握って極楽へ連れて行ってくれることを願ったことも、眼に浮かぶようです。  lifelog-entry">

芸術新潮 2014年 12月号 [雑誌]

新潮社

 
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by JF1EBPKH | 2014-12-04 21:25 | | Comments(0)