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日記


by JF1EBPKH
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講演:紙幣肖像の謎

お札の文化史

植村 峻 / NTT出版


  今日の県博の講演は"紙幣肖像の謎"。講師は、植村峻(うえむら たかし)氏。今回一番楽しみにしていた講演です。氏の著作は何冊か所持してますが、今日の参考にしようと東京美術選書の『紙幣肖像の歴史』を書棚に捜したのですが、どうしても見つかりません。廃棄した記憶がないのですが、なければしょうがありません。あれはカラーページが多く、簡便で見やすかったのです。なので、代わりに『お札の文化史』(NTT出版)を持参しました。これを持ち歩くのには、少し重たいのです。著者はいずれも植村峻氏ですが、奥付を見ると御年80歳でございます。都立大を出て大蔵省に入り、印刷局を中心に、小田原工場長、滝野川工場長、本局製造部長、業務部長を歴任され、1994年に退官されております。著作も十数冊を数え、紙幣や切手の印刷に関しては、今一番詳しい方でしょう。どんな話をされるのか、県博のホームページでご案内があった時から楽しみにしておりましたが、参加人員は70名(多い場合は抽選)となってましたので、抽選に当たる連絡が来るまで、かなり心配をしておりました。今日は70数名様の参加だったらしいのですが、皆様受付開始以前から並ばれて、それもお年を召した方ばかり。私なんぞはかなり若いほうです。 
  開演前にレジメが配られましたが、●紙幣肖像のモデルとなった人々は?、●戦勝祈願!日本武尊の肖像のモデルは?、●入選作「伐折羅大将」と「弥勒菩薩」の謎、●改造兌換紙幣に七人の人物を選定した理由は?、等々、すべて?質問仕立ての謎ときになっています。その回答を講演するのでしょう。内容は、画像中心で、明治維新直前からの紙幣の話から始まりました。龍紋、鳳凰画から、人物。当然、凹版の話になります。所定は二時間でしたが、少し時間オーバー。レジメにある最近の紙幣の??には至らず、誠に残念。質問時間もカットされて、時間延長してもこちらは困らなかったのに惜しかったことです。

お札のはなし―その歴史、肖像と技術

植村 峻 / 印刷朝陽会


by JF1EBPKH | 2016-05-08 21:44 | 趣味 | Comments(0)