人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日記


by JF1EBPKH
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

エルメスの手仕事 展

エルメスの手仕事 展_e0116694_20582764.jpg
エルメスの手仕事 展_e0116694_21251950.jpg   3月9日より、表参道ヒルズで『エルメスの手仕事』展が開かれています。日本で、あのエルメスの職人仕事が見られるなんてと、仕事の下見という業務にして行って来ました。質問が出来たらと思い、エルメスのネクタイを締めて会場へ。今日は小雨模様で寒いから、そんなに来てないだろうと思いましたが、さすがに居ます。バッグ、スカーフ、手袋のコーナーは、もう人だかりで前に行けません。若い人が多いですが、ご年配のご婦人方も結構いらっしゃいます。熱心に見ている男性は、職人修行中でしょうか。基本的な作り方は、フランスも日本もほぼ一緒なので、特段珍しいわけではありませんが、そこはブランドのプライド。品質管理が語られます。ウーン、なるほど。
 今回十数人の職人が道具類と機材一式を持ち込んでのデモンストレーションですが、創業の馬具(鞍)、手袋、バッグ、スカーフ(デザイン、染め、縁かがり)、時計、クリスタル、磁器、ネクタイなどなど。スカーフの染色方法はシルクスクリーンです。スキーパーでゴム糊が入った染料を置いていきます。これに高温の蒸気を当てて蒸し、ゴム糊をきれいな水で何回も水洗いをして生地が出来上がります。裁断して縁を手でかがるのですが、1枚に約40分から1時間ほどかかるそうです。縁を表から絡めるか裏から絡んでいくかで、フランス式とイタリア式で異なるそうですが、エルメスの縁は固めにかがってあります。織り傷や染叢ムラなどの不良品が出ると、職人さんの練習用にしたり、裁断してクッションの中身にしてしまうそうです。エルメスはアウトレット商品にはしないということでした。ヴィトンと一緒です。
エルメスの手仕事 展_e0116694_22015554.jpg
   私が小学生のころ、近所のおばさんたちがスカーフの縁かがりの内職をしていました。進駐軍が買っていくんだよ、と聞いた記憶があります。横浜スカーフのブランドだったのでしょう。職人仕事は見ていて飽きません。手袋やバッグ用の染められた皮革が展示されていましたが、素材は滑らかで柔らかく、肌に心地よい感触があります。だから良い製品になるのでしょう。3月19日まで。

Pen(ペン) 2017年 2/15号 [エルメスの秘密。]

CCCメディアハウス

undefined

雑誌『PEN』の今月号もエルメスの特集です。   
このあと、銀座のメゾンエルメスでも26日まで、内容を替えて職人展が開催されます。こちらは体験も出来るコーナー(予約制・15歳まで)もあります。

by JF1EBPKH | 2017-03-15 21:33 | 趣味 | Comments(0)