エルメスの手仕事 展
2017年 03月 15日
今回十数人の職人が道具類と機材一式を持ち込んでのデモンストレーションですが、創業の馬具(鞍)、手袋、バッグ、スカーフ(デザイン、染め、縁かがり)、時計、クリスタル、磁器、ネクタイなどなど。スカーフの染色方法はシルクスクリーンです。スキーパーでゴム糊が入った染料を置いていきます。これに高温の蒸気を当てて蒸し、ゴム糊をきれいな水で何回も水洗いをして生地が出来上がります。裁断して縁を手でかがるのですが、1枚に約40分から1時間ほどかかるそうです。縁を表から絡めるか裏から絡んでいくかで、フランス式とイタリア式で異なるそうですが、エルメスの縁は固めにかがってあります。織り傷や染叢ムラなどの不良品が出ると、職人さんの練習用にしたり、裁断してクッションの中身にしてしまうそうです。エルメスはアウトレット商品にはしないということでした。ヴィトンと一緒です。
このあと、銀座のメゾンエルメスでも26日まで、内容を替えて職人展が開催されます。こちらは体験も出来るコーナー(予約制・15歳まで)もあります。
by JF1EBPKH
| 2017-03-15 21:33
| 趣味
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