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迅速測図:瀬谷

e0116694_21493406.jpg   復刻版ではありますが、やはり迅速測図が欲しくなって、国土地理院の外郭団体㈶日本地図センターへ行って来ました。  迅速図とは、西南戦争など国内の反乱を押さえるために地図がないことが政府の大きな障害になったため、首都防衛のため山縣有朋の命によって急遽作成された地図のことです。明治13年から着手され、19年に関東地方版921枚は完成を見ます。中京地方、京阪神地方はそれと平行して行われますが、全体の予算は1000万を超えると見込まれ、初年度は20万円(当時の国家予算の1/300)で、日本全土は経費などの問題から断念されてしまいます。三角点など基準点もなく、緯度経度も描かれておりません。しかし、軍が移動する際に目印となりえるような山や川、どこに橋があるか、二差路三叉路の分岐の所はスケッチが描かれて、田んぼや畑、森や林の樹種も記載されています。地図自体はは210mmx260mmの大きさですが、スケッチを入れるスペースをとっているため、外枠が広めにとられて305mmx385mmあります。震災や空襲でも焼けることなく、関東地方の921枚の原図が全部保存されています。 また、土地の利用法によって色分けがなされていますが、桑畑など一説には兵隊が隠れることが出来る所がすぐわかるように彩色されているとも言われています。
  今回、私の住んでいる瀬谷とその周り(瀬谷区が描かれている部分)原町田、恩田・長津田、二ツ橋、阿久和、福田の計6枚。1枚756円。地図の表題は神奈川懸相模國と武蔵國とあって、國より懸が先になっています。当時の意識としては、懸ー國ー郡ー村だったのでしょう。伊能図以降、近代測量による地図が1枚もかけることなく残っているなんて、何と素晴らしいことなんでしょう。
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by JF1EBPKH | 2018-04-18 22:06 | 趣味 | Comments(0)