台風15号が去った日は、またも猛暑の1日となりましたが、そのあとは大陸の乾いた高気圧に覆われて、一気に秋の気配が濃くなりました。ベランダのナンバンギセルもここ数日で何本も伸びてきて、ようやく私の一番大好きな季節となりそうです。 しかし、このコンパクト台風の後遺症はひどいですね。千葉県の停電と断水は、史上最悪のケースになるんじゃないでしょうか。安房郡など南房総は27日くらいまで電気の復旧が望めないなんて、まぁなんてことなんでしょう。台風が来たのは8日の夜半ですから、ほぼ20日間停電ですよ。日中はまだ30度を越す日もあるし、災害の後片づけで疲れていても、お風呂にすらまだ入れない人たちが何万人もいるなんて信じられません。すべては停電が原因ですが、これで戦争でも起こったら、相手国は日本の発電所や原子炉を間違いなくねらってくるでしょうね。通信、交通、放送など、電気なしにはすべてが機能しないのですから、日本は数日で降伏です。現代文化の弱点が白日の下にさらされて、思い知らされたことです。為政者はこの現実をどう処置するか、東電はどう対応するか、地震で原子炉の問題が解決していない上に、さらなる難問が発生してしまいました。
我が菜園も、トマトやキウリはダメでしたね。ナスも葉がちぎれてしまって、まだ大きくなっていないナスは支柱や葉にこすられてしまって、見た目が悪いです。農家が直接店売りをしていますが、あるのは落花生とカボチャだけ。ナス、キウリ、トマトなどは私の菜園と同じ状況なのでしょう。本当に何も並んでいません。こんなこと初めてです。
横浜港も高潮で、倉庫や事務所が水浸しになって、これも復旧には1か月以上かかってしまうところもあるとか。自然の脅威は無慈悲です。