人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日記


by JF1EBPKH
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

鯨が食べたい

鯨の大和煮の缶詰が大好きでした。小学校時代、海水浴の昼のおかずにはいつもこれを買ってもらっていました。白ナガス鯨須の子とある赤いマルハの缶詰です。1個55円。
しかし、今この缶詰はありません。同じようなデザインの鯨の缶詰はあるのですが、ミンククジラですし赤肉です。言わずと知れた鯨保護のためです。何故我々の食文化である鯨食を、鯨の文化を持たない民族が禁止するのか。その保護団体が南氷洋の調査捕鯨船団に実力行使をしているという。もう言い尽くされていることですが、何とかならないものか。
 カミさんの実家が下関なので、まだこの町には鯨を食べさせる専門店が何軒かあります。マルハ大洋漁業の創業者中部家の本宅もここにあり、日本の調査捕鯨船団の大部分はここから出て行きます。だから、下関に行くとうちの家族は鯨食べに行きます。畝、尾のみ、おばいけ、百尋、そしてベーコン。これは忘れられません。あのペラペラぬるっとした脂身が好きです。はりはり鍋、松浦漬けやおでんのコロ、さえずりなんていうのは西の食文化でしょう。ヒゲクジラノひげは、江戸時代動力のゼンマイに使われてました。からくり儀衛門もカラクリ人形師も、鯨がなければお手上げです。ベーコンはまだ売られていますが高いこと。うすくカンナで削ったような代物です。竜田揚げだって美味しいぜ。調査捕鯨のお下がりでなく、食材料として復活して欲しい。鯨が食べたい_e0116694_2352013.jpg

須の子の缶詰がまだ残っていたころ幾つか買いだめしてました。一缶480円だったと思います。まだ一つくらい残っているはずですが、大事にしすぎて今どこにあるのかわかりません。
by JF1EBPKH | 2007-04-17 23:10 | Comments(0)