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カテゴリ:仕事( 188 )

宮城県に来ています

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昨日より、大学生達約70名ばかりと、宮城県に来ています。今は県境を越えて、山寺にいます。写真は麓から立石寺の五大堂を見上げていますが、ご覧のように大変良い天気です。私も登って行きたいのですが、ちょっと左足が心配なので若い衆に頼みました。彼は山寺は初めてだというし、私は何回も登ってますしね。今朝の宮城県側は靄ってて、鳴子峡も冬めいていたのに、奥羽山脈を越えるとこんな天気でした。e0116694_20155735.jpg     昨日は、くりこま高原駅で降りて登米(とめ)市まで。登米(とよま)町では、明治時代の擬洋風建築物の幾つかを見学しました。警察、能舞台、旧水沢県庁舎など、登米町には見たいものがたくさんありましたが、圧巻はやはり小学校です。これは素晴らしい。明治時代の小学校建築には、松本の開智学校などもあって建築物としても美しいですが、ここの登米高等尋常小学校は白眉です。こんな田舎になぜこのような美しい建築物が今も残っているのでしょうか。それは帰ってから書くことにして、昨晩は鳴子温泉に泊まりましたが、良い宿でした。  今朝の、鳴子峡
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by JF1EBPKH | 2018-11-08 13:37 | 仕事 | Comments(1)

京都2日目

さて今日は京都2日目。日程は、京大ips研究所ーーみやこメッセ《伝統工芸産業館》ーー並河靖之七宝記念館ーー(青蓮院・知恩院・円山公園)ーー二年坂・産寧坂・ーー三年坂美術館ーー清水寺ーー宿ー京都駅です。もう、お得意のコースですが、京大のips研究所は初めてです。宿は、京都国立博物館のすぐ裏なので、京大にいく前に、豊国神社と方広寺に寄ってみました。宿のある場所も含めて、ここいら一帯は秀吉が京都大仏を造った方広寺の旧境内地です。方広寺の釣鐘(国家安康・君臣豊楽の銘が鋳ってある)は、昔は必ず教科書に写真が載っていたと思いますが、今は出ていないようです。でもお二方の先生は是非見たいとのご要望なので、ちょっと寄ってみました。ついでに、耳塚も。豊国神社は明治になって、明治天皇が新たに創建したこととか、京博の周りの巨大な石垣は旧方広寺のものだとか、今に残る正面という通りの名前も大仏の正面=大仏参りの参道だったからなど、いろいろ話が出てきます。
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東山七条から京阪電車に乗って、丸太町まで。昨日の地下鉄も丸太町駅でしたが、今日は鴨川の東側です。京大の医学部は広大な敷地だし、ips研究所など縁もゆかりも知人もないど素人が、物見遊山で行ってもいいのか、とは思いましたが、1階のロビーにガイドコーナーがあるとのことなので、もう興味半分どころか、興味100%。しかし、立派な建物の中に、そのコーナーがありました。私は、あの音楽会をやっていたような雨漏りする京大講堂を想像していたからです。回りは、研究施設ばっかりです。先日ノーベル賞をとった先生の免疫関連の施設もあります。静かな陽当たりの良い研究施設がたくさん並んでおりました。
 e0116694_19381256.jpg   次は平安神宮の方へ歩いて移動です。ここも明治時代の創建。ご祭神は桓武天皇で、と、いろいろ雑談をして、岡崎の旧勧業館へ。何とかメッセなんていう名称に今はなっていますが、勧業館の方がピンと来ます。地下に、伝統産業関係の展示と実演場があります。今日は京都象嵌の実演をしていました。我々の他にお客さんは誰もいないので、象嵌の職人さんはここぞとばかり説明と実演をしてくれます。お二人は象嵌というものを初めてご覧になったようで、へぇーがいっぱい出てきます。今日のテーマ、超絶技巧の始まりです。

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by JF1EBPKH | 2018-10-26 21:45 | 仕事 | Comments(0)

京都にいます

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今回は、先生方の研修に同行アドバイサーのような添乗です。観光地ではなく、生徒さんたちが探究心が芽生えるような研修先を、というオーダーです。京都駅で待ち合わせまして、まず〝山田松香木店〟へ。先生方は、こちらで《源氏香》の体験学習。五種類の香を焚き、同じ香りがするものがあれば線で結んで、それを源氏物語の54帖に合わせた文様の柄に合わせ答えるというもの。ある先生は、作法に気を取られて香をきくという行為が二の次になってしまったとおっしゃっていましたが、5点満点で2点獲得。スゴイです。私は撮影係でしたが、この香木店では、以前下の娘と調香をさせていただいたことがありました。香には少しばかり興味がありますので、道具やら香木やらをいくらか持っていますが、厳かで優雅な趣も有りますので、若い人に先生からいろいろ宣伝をしていただければと、願っております。   e0116694_06301544.jpg そこから府庁舎へ。かっての京都守護職の屋敷跡です。続いて二条城。府庁舎に行く少しまえに、信長が築いた旧二条城の石碑なども見ていますし、二条城までに堀川高校が実は信長が光秀にクーデターを起こされた本能寺の変の跡地に建っている事などをご案内しましたら、とても驚かれました。二条城手前の幼稚園は、京都所司代の跡地です、京都東町奉行所跡ですとか、ここいら辺はもう説明がいっぱい必要です。
二条城は、明治維新150年にあわせて工事を完了させていますので、この前まであったシートもはずされていて、桃山時代の家光のご威光で建立された往時の姿がご覧いただけて、本丸や、天守閣跡などタップリご案内させていただきました。最後に京都御所。冷泉家がある同志社側にタクシーを止めてもらい、北側から京都御苑の中へ。御所の鬼門除けやら建礼門。少し歩き疲れてはいましたが今日はたっぷり歩いて、明日は京大ips研究所から、超絶技巧の並河靖之記念館、三年坂美術館、京都メッセの伝統工芸センターなどを見て回る予定です。明日も、今日以上歩いていただきます。

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by JF1EBPKH | 2018-10-25 22:09 | 仕事 | Comments(0)

国東へ行って来ました

国東・両子寺(ふたごじ)山門前の仁王像
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    一昨日から、大分の国東半島に行って来ました。某大学の美学美術史学科の大学院生の研修旅行です。私をいれて総勢11名。貸切バスはゆったりでしたが、仕事としてはゆったりではありません。先月24日の参加人員状況では、最低催行人員15名のところ、7名様の申込みでしかなかったからツアーキャンセルするしかないな、と決めていたほどです。
  ところが、主任教授が昨年も流れているので、今年はぜひ実施したいとのご意向。ならば、他大学ではありますが、私の知人が参加しても宜しいかとお伺いを立て、急遽人探しとなりました。参加いただいたのは、いずれも60歳後半のかたがた数名様。学生より、高齢者が多くなってしまった研修です。添乗員も予定していなかった代金でしたので、私も有料参加です。
日程は、①日目:大分空港→八幡奈多宮→瑠璃光寺→杵築(昼食)→臼杵→別府(泊)
    ②日目:→熊野磨崖仏→真木大堂→元宮磨崖仏→富貴寺(昼食)→長安寺→
          宇佐神宮→宇佐(泊)
    ③日目:→大分県立歴史博物館→両子寺→大分空港  です。
かなり昔(前世紀)、六郷満山の同様のコースを回っております。臼杵の大日如来さんの頭がまだ地面に置いてある時代でした。私自身、もう来られないかなと思っていましたが、これも何かの仏縁。おかげさまで雨には降られませんでしたが、残暑が残り、汗を拭き吹きの研修旅行でした。
  
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国宝 富貴寺(ふきじ)
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by JF1EBPKH | 2018-09-19 21:41 | 仕事 | Comments(0)
妙心寺伽藍(仏殿・法堂・右奥は大方丈)
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  6月5日から今日(6/8)まで、3泊4日の添乗に出ておりました。奈良→和歌山→大阪→京都です。見学先は昨年同様、貝ボタン製造、ソックス製造、高級カシミア紡織などなどですが、京都の2日間は妙心寺と天龍寺のどちらも普段非公開の法堂の龍の天井画比較をお寺のお坊さんに話していただき、最終日の今日は銀閣寺から南禅寺までの哲学の道散策です。いわば前半は視察研修、後半は文化史的研究とでも言いましょうか。特に、天龍寺のお坊さんの話が良かったですね。 今回の学科には、中国、韓国からの留学生が十名近くいるので、アジアの龍は権力の象徴であり、五本爪、四本爪、三本爪の龍のいわれや、比較してヨーロッパのドラゴンには羽があるため水平飛行が出来るが、アジアの龍は昇ることしかできないなど、ハリーポッターなどを例にとって、アジアの龍とサタンの生まれ変わりのようなドラゴンの話など、学生にも好評でしたが、お坊さんもなかなか大変です。
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妙心寺 狩野探幽筆(三本爪)
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天龍寺 加山又造筆(五本爪)
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by JF1EBPKH | 2018-06-08 22:33 | 仕事 | Comments(0)

添乗に出ておりました

e0116694_23164706.jpg  22日から、和歌山・京都・岐阜へ3泊4日で添乗に出ておりました。テキスタイル科の研修旅行です。行程は昨年と同じですが、研修ですので観光は一切なし。企業訪問と、講議です。企業訪問は、私も大好きですので、喜んで添乗させていただいております。特に今回は学生の意欲が高く、多くの質問が出て大変良かったと思いました。最近の学生は、冷めているのか無関心なのか、張り合いのないことばかりで、ガッカリさせられることの方が多いのです。時間と経費を使って効果がなければ、学校は研修旅行をやめてしまうかもしれません。そうなれば当方も大変です。まずはめでたし、めでたし。e0116694_21025266.jpg 






 写真の御城は信長の岐阜金華山城です。義父の齋藤道三の時は稲葉山城だったところです。岐阜の宿はずーっと「十八楼」にしてますが、今回初めて自室から山上のお城が見える部屋にアサインされました。e0116694_21080617.jpg 窓は川虫が入るので開けないで下さいと注意事項があって開けられないのですが、西日に輝く夕暮れから、夜はライトアップされたお城がいつでも眺められます。何という贅沢なんでしょう。天下布武。信長が井之口という地名を岐阜(名称のいわれはいろいろあるようです)に換え、金華山からの眺望に満足したのは間違いないところでしょう。  宿に、明治22年の岐阜市の地図が掲げられておりました(岐阜市街新全図)。明治22年は、日本に市制がひかれた年です。その地図はケバ式の地図で、金華山や麓を流れる長良川が実に綺麗に描かれておりました。コピーして、持って帰りたいと思ったほどです。
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by JF1EBPKH | 2018-05-25 23:18 | 仕事 | Comments(0)

五箇山

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昨日より、富山へ来ています。新幹線で富山で降り、高岡の瑞龍寺、鋳物資料館のある金屋町の町並みと。土蔵造りの山町筋と呼ばれる歴史的町並み保存地区など、毎度のことながらの場所です。泊まりは五箇山の国民宿舎ですが、貸し切りました。宿の職員がコキリコの保存会の若衆でしたので、チェックインの際お邪魔でなかったら1曲踊りましょうか、とたずねられましたので、願っても無いこと。今回の専攻科は、柳田國男の後輩たちです。どこまで知っているかは分かりませんが。でも、今回の学生は質がいいです。お育ちがいいのかも知れません。
五箇山は何年ぶりでしょう。十年は経っていないと思いますが、もう来られないかも知れません。最近は何処へ行ってもそう思います。何処に行ってもそこの生活があって、旅人はただ傍観しているだけ。所詮、余所者なのです。もう、何処にっても選ぶ事は出来ません。出来れば、もっと密に浸りたいのですが。


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by JF1EBPKH | 2017-11-09 10:03 | 仕事 | Comments(0)

研修旅行

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  今回の添乗は、1日目:東京==京都ーー唐招提寺ー薬師寺ー和歌山(泊)。
2日目:島精機ー深喜毛織ー大阪(泊)。
3日目:国立民族学博物館ー貝ボタン製造メーカーーソックス製造メーカーー大阪(泊)。
4日目:自主研修ー大阪==東京。   というコースです。
  島精機さんや深喜毛織さんはもう何度も見せていただいておりますので、今回の興味は民博と貝ボタンメーカー。どちらも初めてです。民博は前々から行ってみたい施設でしたが、大阪市内からちょっと離れているし、乗り換えとかあってわざわざ行かねばならない所でしたので、ご無沙汰しておりました。館内はアジア、アフリカ、オセアニアなど五つの世界に分けて展示がなされています。しかし、ヨーロッパやアメリカは展示スペースも狭く、圧倒的に見て楽しいのはアジアです。居食住から祭事、通過儀礼、季節行事など、韓国のソウルにある民俗博物館もみて楽しい博物館でしたが、ここは建築模型や祭りの山車、お面、楽器等々、見きれません。やはり、アジアの民族は面白いなぁ、と興味がそそられます。学生さんたちはそそくさと昨年オープンしたばかりにエキスポシティに行ってしまったようですが、私は後ろ髪引かれる思いでした。
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薬師寺境内に、ハス鉢がたくさん並んでいました。
花三尊とでも名付けましょうか。
 
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by JF1EBPKH | 2017-07-14 21:16 | 仕事 | Comments(0)

最近の見学先事情

  『横浜・瀬谷地図くらぶ』で、磯子にある「東京ガス磯子工場」と、「J-PAWER電源開発磯子火力発電所」を見に行きましょう、ということになって、私メが仕事がら手配役を引き受けさせていただきました。ホームページを見れば、どちらも一般公開している施設だし、たいして難しくはないだろうと思っていましたが、「東京ガス磯子工場」は、ほぼダメなようです。現在、この施設は一般公開はしなくなって、社員がアテンドする方のみ見学させているということなのです。ホームページでは、10名様以上でないとお受けできませんとありましたので、私は10名いないと絶対ダメですかと問い合わせはしたのですが、電話での回答はダメですとのことで、社員がアテンドしなければダメという回答ではなかったのです(その後、メールをチェックしてみましたら、4/14付で、社員アテンド必須ですと記入されていました)。いつからこのようになったのでしょう。
  「J-PAWER」のほうは、名簿提出でOKになりましたが、当日の増員は出来ません。参加者の変更があった場合、前日までに名簿を訂正し、誰が代わるのか履歴が判るように修正してください、との一行が入っていました。東京ガスも、J-PAWERも、博物館的な公開、広報施設を持っています。そちらではこれほどの制限はしていないようですが、何故双方とも磯子の施設だけが厳しくなったのでしょう。考えられることは、首都圏にあるインフラの超重要施設なので、テロとかの標的にならないよう、信用のおける人以外は禁止にしたということでしょうか。
  しかし、東京ガスの木更津工場や、小平の施設では社員アテンド必要なんて書いてありません。磯子は、実働施設だからでしょう。横浜港の大黒ふ頭の東京電力横浜火力発電所も、現在見学を休止しております。東電は、地震がらみで見学施設を休止しているのでしょうが、インフラのテロ対策上見学が出来なくなる施設は今後増えていくでしょう。世の中、ますますやりにくくなっていきそうです。

  追伸、私はこれまで、視察を目的とする旅行をかなり経験しているほうだと思います。国会議員の公式派遣団、農林省や法務省など中央官庁、財団、地方公共団体などなど、民間も加えれば、結構珍しい趣味的な旅行も経験しております。企画や手配は、それぞれ違いますが、私自身そのような分野が好きだったからともいえるでしょう。㈶矯正協会・法務省矯正局とで実施した欧州矯正施設視察団(刑務所視察)、KKRや日赤との欧米の病院視察、農村振興協会とは欧州の田舎をずいぶん回りました。美術館や博物館、イタリアの職人工房めぐりなどは自分の趣味です。現在でも、大学の研修では、グッチやマックス・マーラの工房やミラノ・スカラ座の衣装工房見学。国内でも、東大寺の大仏のヒザがある壇上まで登らせていただいたり、唐招提寺や春日大社で特別な食事をさせてもらったり、この仕事をしていてよかったな、と思うような仕事をさせてもらいました。役得とも言えます。だからこの仕事、やめられません。
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by JF1EBPKH | 2017-06-11 22:49 | 仕事 | Comments(0)

てるみくらぶ

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  今回のドイツ旅行は、《てるみくらぶ》のツアーでした。22日の深夜に羽田について、1日置いて24日の午後から騒ぎ始めましたので、1日違いで我々はセーフでした。会社の後輩にこのことを話しましたら、
「現地で留め置きになったほうが、面白かったですネ。」
「なんで?」
「どうやって帰ってこられたか、報告が聞きたかったです。」
だと。
  最終日程表とe-チケットが出発一週間前くらいに届いたのですが、チケットの発券が《てるみくらぶ》ではなく、他社で発券されたものでしたので、「あれ!、ちょっと変だな」と思いましたが(《てるみくらぶ》は一般旅行業の免許があるので、普通は自社発券します)、今回は3週間ほど前に、てるみくらぶから、「成田着ではなく、羽田着に変更してもらえますか」との問い合わせがあり、「羽田の方が有り難いので、羽田着でOKです」と回答していましたから、発券箇所が違ったのかな、くらいしか思っていませんでした。
  《てるみくらぶ》のツアーに参加したのは、初めてではありません。ベトナムとか、娘どもはハワイなども行っていたかと思います。内容(ホテル、食事、観光内容など)も悪くはないですし、第一安いです。自社も含めて、大手と呼ばれる会社の内容より良いです。今回のツアーも、朝食は当然付いていますが、毎昼食・夕食付きで10万円未満。ホテルも空港そばで市内ではありませんが、ホリディイン系列のビジネスホテルです。バスタブはなかったですが必要最低の物は揃っていました。朝食もブッフェで、メニュー内容も悪くなかったです。経費カットされていると思えるものは、現地ガイドが付くのがケルンとウュルツブルクだけ。でも、添乗員はいますし、散策する小さな町はコピーですがマップが渡されます。飛行機はエミレーツ航空でしたので、片道の所要時間が(途中、ドバイで乗り継ぎます)20時間を超えるのですが、わが社でこの内容でこの金額では販売できないと思います。新聞広告代が膨らんで、債務過多になったと社長が語っていましたが、これは30年前、同じ理由で《国際ロータリークラブ》社が破綻したのと同じです。最近は、ホテルも航空会社もパソコン上で直販しているので、個人旅行客はそちらに大部分移行している業界ですが、もともとこの会社も《アイトランスポート》という席売りの会社でした。30年ほど前になりますが、私が在籍していた渋谷支店の販売先でもありました。私が担当ではありませんでしたが、ここの山田社長の顔は存じ上げております。ハワイ、グアム、サイパンなど、チャーターで余った座席や、空席を売っていただいておりました。山田氏は良く出来るバリバリの仕入れ担当者の印象です。  
  良い旅を、より安く提供したいというのは、この業界で働く全員共通の思いです。大手だから安心。中小だから危ないという気持ちは、JATA(日本旅行業協会)が保証する、倒産などした場合の最低保証制度にあると思いますが、あの日本航空だって倒産したではないですか。世界一の規模と売り上げを誇るJTBにしたって、上場していないではありませんか。大手だから、安心の良い旅が保証されているとは限りません。
  今回、週末24日の金曜日午後になって発覚したということは、社員給与が払えなかったのでしょうか。経理担当者が気づかないはずはあり得ません。すでに海外へ出発してしまった旅行客の航空券は、運送約款上契約が成立しているので、国土交通省の観光局長名で各航空会社に搭乗拒否しないよう2回も要請しておりますが、ホテル宿泊のバウチャー(予約確認書)だけでは宿泊できないお客様が多数出ているようです。国内旅行などで旅行会社が発券するクーポンは、そのまま払い戻しが可能な金券(電車の切符と同じで、発券と同時に精算されます)ですが、バウチャーは単なる確認書ですから(宿泊後に宿泊施設から発行元に請求する帳票)、後日精算出来ないものは受け取れないということですが、すでに取れている予約を旅行会社が宿泊者に無断で取り消すことは通常あり得ません。ソウルでそのような実例があったと報道されていましたが、それはホテル側の方便でしょう。お客様にとっては二重払いになって誠に心外のことですが、その場で支払えば部屋はあったと思います。現地で支払った分は、旅行保険の旅程変更の付加保険(保険料は数十円程度)で賄えると思います。
   ただ、やはりお客様に迷惑どころか実損を生じさせ、楽しい旅行に行くというワクワク感を微塵に砕いてしまったのは同じ旅行業者として容認できません。ましてや3年前から粉飾決算をしていたなどとなると、銀行や会計監査会社はどのような取引をしていたのでしょう。《東芝》だって倒産するような状況です。絶対安心はないということは、どの業界にもあり得ることだし、それに対して我々は自己責任で対応するしかありません。旅行業界が怪しい業界に思われないか、旅行会社離れが加速しないか。業界人の一人として憂いています。

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by JF1EBPKH | 2017-03-31 23:33 | 仕事 | Comments(0)