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<   2010年 08月 ( 6 )   > この月の画像一覧

宮大工

   私にご紹介したい人がいるから、と行ってみましたら瀧川社寺建築瀧川昭雄さんという方でした。このたびの奈良遷都1300年祭のメイン会場、旧平城宮大極殿、朱雀門を復元、施行された会社です。今は興福寺の中金堂を再建しています。
 これまでに育てられた宮大工さんは100名を超え、今でも60名ほどの宮大工さんを動かしているという。たぶん今の日本では最大の宮大工工房なのではないでしょうか。立ち話ながら、いろいろお話をさせていただきましたが、氏のところには奈良の4系統の宮大工の古図面が全部集めてあるのだそうです。西岡さんの法隆寺から、室生寺、東大寺など。興味があればぜひ見にいらっしゃい、と言っていただいたので、これはおうかがいするしかありません。会社は奈良の桜井ですが、ここは奈良の木材の集散地です。吉野の杉を筆頭に、今でも多くの材木商がここにあります。
  東大寺の七重塔再建の話になって、東大寺さんももっと発表をあとにしないから木材の値段があがってしまって、と。今回の大極殿復興では、用材の手当てを20年も前から始めていたそうです。大寺院に必要な大径木は、材木そのものがありませんし、あれば途方もなく高い値になってしまいます。台湾はすでに輸出を禁止しています。お金があっても買えなくなる時代になっているのです。集成材、貼り材など、現代の科学で作られるのも可能ですが、文化財とはそんなものではないでしょう。早くお伺いして、見せていただきたいものです。
 
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by jf1ebpkh | 2010-08-22 15:27 | 趣味 | Comments(0)

ニッポンの海外旅行

  「最近の若者は海外旅行に行かなくなった」という。どうしてなのか。興味があったので読んでみました。山口誠著『ニッポンの海外旅行』(ちくま新書)。著者は1973年生まれ。専門がメディア研究なので、旅行をメディアと関連して最近の海外旅行を論じています。
  結論から言えば、最近の旅行は歩くことを嫌い、、‘買いと食い’の旅で、現地の人と言葉を交わすこともない孤人旅行であり、航空券とホテルだけで成り立つスケルトンタイプの海外旅行は、安さだけで判断され、値段が付けられない文化とか歴史が抜け落ちているからだという。判ったような、しかし、それが理由か?というと違うでしょ、と言い返したくなるような論文でした。商社に入社した社員が、海外赴任をしたがらない理由もよく解りませんが、今の若者は自分の興味以外に興味を持とうとしない(何故なのかはわかりませんが、自閉症的な育ち方をしてしまったからというほかはないと思います)からだと思います。
  それに反して、中高年は元気です。25日からのイタリアの職人工房めぐりは、おかげさまでキャンセル待ちが出るほどのお申し込みがあり、参加者33名は全員女性、それも60歳以上の方がかなりいらっしゃいます。添乗は別の人に依頼しようと思っていたのですが、結局私が行く予定です。帰国した翌日、パリへ行く団体があり、9月は海外団体4本、国内団体6本持ってますので、今月は夏休み返上で仕事しています。漏れてしまうことはないか、とても心配しながらの添乗です。気力も体力も昔ではありません。お世話するより、お世話されたい歳ごろです。大丈夫でしょうか。

ニッポンの海外旅行 若者と観光メディアの50年史 (ちくま新書)

山口 誠 / 筑摩書房


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by jf1ebpkh | 2010-08-18 21:59 | | Comments(0)

晩年

   8月は回顧の月です。年末も回顧しますが、正月がすぐ控えているので、来し方行く末の双方を思いますが、8月は来し方だけです。年末は、すぐリセットされる気分があるから明るい回顧ですが、8月は終戦記念日と重なるので、頭をうなだれてしまう回顧です。どうしてでしょう。
   電車の中で読んでいた本といえば、『歴史を震撼させた暗殺事件』小田桐一著(彩図社)。『日本史有名人の晩年』新人物往来社編(新人物文庫)。『昭和が遠くなって』小林信彦著(文春文庫)。『わが愛しの芸人たち』吉川潮著(河出書房新社)。回顧そのものですネ。ここのところ、他人の来し方行く末に関する本が多くなりました。先人たちの晩年に、いい人生だったのだなぁと安心を求めたい気持ちがあります。

日本史有名人の晩年 (新人物文庫)

新人物往来社


わが愛しの芸人たち

吉川 潮 / 河出書房新社


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by jf1ebpkh | 2010-08-14 17:10 | | Comments(0)

気の話

  前回木の話でしたが、今回は気の話です。元気、空気、電気などの気です。諸橋大漢和も、白川博士の漢字の本も調べたわけではありませんが、見えないけれど、何かエネルギーを持っているもの。それが=気だと昔の人は思ったんじゃないか、と。気合いダ、気合いダ、気合いダと、エネルギーを入れてくれる人。
  また、病は気から、気にする、気がつくなど、心に関する用法もあります。心のエネルギーが‘気’かもしれません。その気がなければ、何も始まりません。気が違っても、えらいことになります。気を付けましょう。
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by jf1ebpkh | 2010-08-12 21:54 | 日常 | Comments(1)

木の話

   電車で読む本がなくなったので、帰宅途中に駅前の本屋に寄ってみました。文庫本と新書本を1冊づつ手にして、レジで支払いをと財布を出そうとしたら財布がありません。エッーと思いましたが、そういえば日曜日に財布を入れ替えていて、そのままになっていることに気が付きました。「ゴメンナサイ。財布持ってきてません」と、アルバイトらしきレジ係の女性に断って、本を元の場所に返して早々に店を出ました。ちょっとばかし、恥ずかしかった。
e0116694_21553451.jpg  で、家に帰ってからさっき手にした文庫本が気になったので、書棚を調べましたら、ありました。『木の教え』塩野米松著(草思社)。買えなくて良かった、と思いましたが、よくあるんです。こういうことが。ダブって買わないように購入簿を作っているのですが、単行本と文庫で名前を換えていたり、文庫にしたときに追加が入っていたりと、間違えやすいのです。塩野米松さんは、職人のことをよく書いてますが、この本は木の使い方について、木取りやら、木の特性、木の育ち方など、木についてのいろいろな雑学が書かれています。字も大きくて、読みやすくできてます。木は非常に面白い素材です。木版画を彫っていて思うのですが、桂、朴、桜、榀など、彫る感触、音、匂い、みな違います。彫刻家は、もっと知っていることと思います。銘木屋は、なおさらです。
  地方に旅をすると、木の標本が展示されていることがあります。鉱物の標本とともに大好きな展示です。私も小さな段ボール箱に木の標本を入れておりますが、仕舞っておくだけで何の役にも立ってません。本のことを書こうと思っていたのですが、木の話になってしまいました。これを、きが変わったと申します。

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by jf1ebpkh | 2010-08-10 22:31 | | Comments(0)

欧米は鎖国を始めたか

  気がつけば昨日は‘立秋’でした。一週間書き込みをしていなかったのは、書く気が起きなくて。というのも、来週は学校が全館夏休みになるために、金曜日までにおおよそのことを片づけておかねばならなかったからです。
特に今年は、留学生のビザ申請が格段に増えました。留学生は夏休み期間に本国へ帰る学生がほとんどのため、ビザが必要な国へ行く予定の留学生は、手続きの段取りが大変なのです。帰国する前にビザをとっていくか、日本へ再入国してから申請するか。そのためのビザ申請書類を作成し、手続きを説明し、間違いなく送り出すために時間に追われます。しかし、9月に大学院の研修で、ニューヨークへ行く中国人留学生のビザがおりませんでした。学校が行うツアーでビザがおりなかったのは、私が扱った事例では初めてです。ビザをおろさない理由は、本人にも告げる必要はありませんので、何故おりなかったのかはわかりません。以前は代理申請が出来た国も、今は本人がパソコンで面接予約をし、本人申請を義務付ける国が多くなりました。申請に要する書類も増えました。アメリカも英国もフランスも、鎖国を始めたように感じます。特に中国に対して。日本旅券なら、どこへでもビザなしで行けることがどんなに有難いことか。気が休まりません。
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by jf1ebpkh | 2010-08-08 19:09 | 日常 | Comments(0)