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<   2011年 12月 ( 16 )   > この月の画像一覧

2011大晦日に思う

e0116694_20402242.jpg   大晦日の時間は大切にされていいですね。あと12時間、あと3時間などと、一刻一秒に変わりはないのに、この日の一秒は大事にされているようで。
  年ごとに年末らしさ、お正月らしさがなくなるなかで、テレビだけが年の瀬の雰囲気を伝えております。高校生の頃は、紅白を見てから仲間と鎌倉の八幡宮へ行き、七里ガ浜で初日の出を見るか、明治神宮へ廻って初詣で巡りをしたり、結構行く年くる年を楽しんでいたような気がします。
  今年は東北の大津波を筆頭に、自然災害が頻発しました。日本は諸外国より自然災害が多いように思います。大地震→津波→原子炉災害となって、今年は日本が沈没しそうでした。なのに円高。世界経済はグローバル化の方向に進み、それによって企業は外国へ出ていきやすくなったがために、逆に母国では企業の流出という現象が起こってしまいました。製造業は雇用問題もあります。先進国は、押し並べて失業者があふれています。製造業が成り立たないのです。製造業より、金融業が繁栄してしまうのも問題ありです。アメリカも日本も中産階級の比重が下がり、格差社会が明確になってしまっています。あの中国でさえ、日本以上の格差が生まれています。富の再分配が行われない限り、世界は革命が起こるか、グローバル化を拒否して、自国保護に走るのではないでしょうか。労働者は疲弊し、さらなる失業者が増える。農業、商工業が衰え、何も生産しない金融業だけが潤っていいはずがありません。しかし、来年はもっと顕著にそれが顕れそうな気がします。そんな年にならないよう、願うばかりです。

 お飾りを付け、薬師寺の青龍の拓本の額も場所を換え、お屠蘇も春日大社からいただく屠蘇散を日本酒と味醂に漬けて準備万端です。ベランダにはメジロも来ています。
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by jf1ebpkh | 2011-12-31 21:42 | 日常 | Comments(0)

正月休み

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   今日から正月休みです。さて、ゆっくりするかと思ってましたら、連れ愛いが花を生けるから、畑から猫柳を切ってこいというのです。連れ愛は、下関戦争を見てたんじゃないかと思うくらい古いしきたりを知っていますので、29日は苦が付くから餅つきも、花を生けるのもダメなんだと言うのです。縁起ですので、畑に行って赤芽の猫柳を切ってきました。活けた花が上の写真です。
  夜は、春日大社から送られてきた年越しの大祓いです。形代のヒトガタに名前と生年月日を書き、それで体を撫でて息を吹きかけて神様へお祓いをしてもらうのです。別紙にご祈祷の用紙があって、家内安全とか、無病息災なんて書いて神様へ送るのですが、下の娘が「毎年、良縁祈願と書いているんだけど、縁じゃなくて、緑と書いてたかも」と。「そりゃ、縁がないわ」とビックリ。私も連れ愛もしっかり、縁と書いたか確認しました。どうか来年こそ縁がありますように。
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by jf1ebpkh | 2011-12-28 23:30 | 日常 | Comments(0)

忘年会

e0116694_2138060.jpg  忘年会がございました。何年か前から、こういう会は億劫になっていて、出ても8時半には失礼させていただいております。帰りが遅くなるのが嫌なのと、参加しても知らない顔ぶればかりなので話もせず、ただ食べて飲んでいる場が辛いからです。しかし、今夜は1月1日付の人事異動の歓送会も兼ねていたので、久しぶりです。写真はその会場から見た新宿駅です。
  夏の賞与もなく、暮れも0.4ヵ月。管理職はもちろん一般社員まで給与カットされて、地震のためという理由もありますが、若い諸君は何故怒らないのでしょうか。不満が無いんでしょうか。そんなことないはずなのに。私は労組にもファックスで文句を言ってきたし、管理職になってからも会社に盾ついていました。自慢にもならないけど。我慢強いのか、諦めているのか判りませんが、一番の年長者ということで乾杯の音頭の際、ちょっと檄をとばしました。
  私は明日から1月9日まで休みを取らさせていただきます。どうぞ良いお年をお迎えください。  
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by jf1ebpkh | 2011-12-27 23:29 | 日常 | Comments(0)

年末のひと時

  テレビでの「坂の上の雲」は、日本海海戦の勝利で終了してしまいましたが、私の読書はまだ4巻目。ようやく半分です。日露戦争はポーツマス会議で講和しますが、賠償金も獲得できずに調印してしまう外相小村寿太郎の苦労は、吉村昭著「ポーツマスの旗」に描かれていますが、テレビは誠にあっけなく終わってしまいました。一年間の大河ドラマにでもすれば良かったのにと思いますが、NHKにも企画の段階からいろいろ問題もあったようです。しかし、たくさんの艦艇が洋上を疾走するシーンの迫力や、当時の日本の風俗や建物など、どこでロケをしたのか知りたいものです。横須賀にある記念艦“三笠”も、見学者が多くなったことだろうと思います。
  ペリーの開港強要以来、たかだか50年で中国、ロシアと戦い勝ってしまった東洋の小国が、その後35年で全滅してしまう近代史は激動の日本史ですが、アメリカと戦争をした歴史も知らず、真珠湾が三重県にあると思っている人がいるというのは、どういうことでしょう。テレビでは‘山本五十六’の映画宣伝が喧しいですが、中国、韓国が近代史の教育に力をそそいでいるのに比して、歴史の授業そのものを選択科目にしてしまう教育方針がわかりません。

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  年末恒例の京王百貨店古書市は、目録も送られてきましたので早速行ってきました。でも、人の入りは例年よりかなり少ないように見受けられました。それと、銀座松屋の古書市は、今年はどうもないようなのです。松屋のホームページにも、東京の古書組合のホームページにも、松屋の古書市の記載がありません。京王の古書市では、これというものもなく、何も買わずに出てしまいました。漫画ブームであっても古書が暴落し、活字を愛する人々が減っているのは寂しいものがあります。活字も選択されてしまう文化になりそうです
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by jf1ebpkh | 2011-12-26 23:25 | | Comments(0)

年賀状を作る

  毎年のことだから、もっと前から考えておけばいいものを、年末になってからあわてて作るものに年賀状があります。木版画でずーっとやってきた頃は、私の年賀状を楽しみにしていただいた人があって、それなりに頑張ったものですが、プリントゴッコが出、パソコンで簡単に印刷ができるようになってからは、忙しさもあってそれですませてしまった年もありました。

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 一昨年は張り子の虎の木版。昨年は金工でアルミの円盤に金箔を貼り、鉛の群雲と赤銅のウサギを起きました。でも、それを写真で撮ってパソコンのプリントです。来年は辰年だから、絵柄としては簡単です。木版の図柄も、頭の引き出しにはいろいろ入っているつもりですが、ちょっとひねりたいじゃありませんか。タツノオトシゴは、絵にしてもひょうきんでおもしろいと思いますし、登竜門の鯉と龍、西の方位神青龍もあります。薬師寺の薬師三尊の台座の青龍の拓本はあるのですが、大きすぎて縮尺してしまうと百足みたいになってしまうし。
  世間では、大災害があったのに‘明けまして おめでとう’は如何か、という問いかけもあるようですが、私は昔の人の知恵に脱帽します。元旦は、リセットする日にしてしまったのです。いいも悪いも、振り出しに戻って再出発出来る日にしたのです。
  年賀状も、年一回ですがこれがないと絆が切れてしまう人がいます。親戚、知人、友人すべてに挨拶回りができるわけではありません。一方的でもいいじゃないですか。手土産が要るわけでなし、気を使うわけでなし、これを考えた人は文化勲章ものです。
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by jf1ebpkh | 2011-12-21 23:01 | 日常 | Comments(0)

師走の1日

e0116694_2147418.jpg   ベランダで発芽させているキヌサヤです。畑にそのまま播いてしまうと、芽が出る前に鳥に食べられてしまうので、鳥が食べられない大きさになるまでの苗床です。
  冬の畑は凍っています。霜柱も立っています。ハスを入れておいた大きな水鉢も、氷が張っていて、ボウフラ捕りに入れておいた金魚もジッとしています。今週末には、キヌサヤを植えるつもりですが、植えるつもりの場所には、まだ大根が2種類植わっています。辛み大根の方は、今は納豆に混ぜて食べていますが、正月の餅にからめるつもり。名前の通り、かなり辛いです。でも、おいしい。普通の大根はあと3、4本しかありませんので、全部抜いてしまうつもりです。
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 左がコスギゴケ、右がシッポゴケ?です。鉢に植えておいたスギゴケが、4年目でいよいよ枯れてしまいそうなので、10月末に出掛けた所でたまたまコケを売っていたので、買っておいたものです。コスギゴケは丈が短いので、風にあたる率も、枯れかかっているスギゴケより少ないでしょう。もう一つはあまり見かけないコケで、名前もわからなかったんですが、たぶんシッポゴケ、カモジゴケの一種かと思います。。ビロードのようなギンゴケ類は捜せばどこにでも見つかりますが、ちょっと珍しいコケは深山幽谷にでも行かないと見つからないし、そんな所に生えているのは持って帰れないのでね。コケはミズミズしくて美しいです。
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by JF1EBPKH | 2011-12-18 14:47 | 日常 | Comments(0)

坂の上の雲

  久しぶりに司馬遼太郎を読んでいる。“坂の上の雲”、全8巻のうち、3巻目に入った。婿殿が読みますか、と訊いてくれて、この作品は読んでいなかったので、喜んで貸してもらっている。司馬作品はかなり読んでいるつもりだが、NHKのせいで読むというのもシャクだし、“龍馬が行く”などは、もともと新撰組とか尊王攘夷が好きでなかったし、大河ドラマでも配役が気にいらなくて読む気にならなかった。
  氏の作品からは、いろいろなことが学べて嬉しい。“街道を行く”“明治という国家”など、氏の作品では随筆っぽい方が好きだ。随筆からは、主幹より枝葉に惹かれる文言があって、司馬史観の広がりと深さを感じる。そこがいい。

坂の上の雲 全8巻セット (新装版) (文春文庫)

文藝春秋


  NHKBSとNHK第一放送の双方を見ていると、時代が前後してしまい、おかしな感じになります。配役も結構だし、背景もセットも感心させられます。軍服の時代考証は、風俗史学会の仲間軍装史研究者の柳生悦子さんがやっているのも身近に感じます。
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by JF1EBPKH | 2011-12-16 22:32 | | Comments(0)

添乗後記

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  2007年11月29日の水谷茶屋です。モミジの中に初めてこの景色を見た時は、芝居の書き割りが降りてきたのかと思ったほどでした。この景色が見たくて、秋の奈良に来るとまず見に来るところですが、なかなかモミジとぴったり合う時がありません。今年は一週間ほど遅かったのですが、それでも今年は当たりです。e0116694_2164951.jpg  浄瑠璃寺のスギゴケも群落がまばらになっていましたが、元気でした。見る対象は植物ですが、「今年も来たよ、お互い元気でよかったねぇ」と声をかけたくなります。

  今年の大学の古美術研修は参加者不足で催行中止になってしまいましたが、代わりの研修旅行で来ることができました。京都での工房見学や、冷泉家の見学は期待通りでしたが、水谷茶屋や浄瑠璃寺ではこんな定点観察をしております。


e0116694_2037563.jpg 法隆寺の金堂では、関西のテレビ局が仏像のお身拭いのニュース撮影で、煌々と照明をあてておりました。昨年、堂内にLED電球が点きましたが、それ以上の明るさです。
  東大寺の法華堂は、須弥壇の修復で青いシートで囲まれていると思いきや、入口がふさがれているだけで、工事中の雰囲気はありません。大仏殿のすぐ裏では発掘作業を公開していました。変わらなそうでも、少しづつ変わっていっているんですネ。
今年ももうすぐ終わりです。
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by JF1EBPKH | 2011-12-15 21:09 | 仕事 | Comments(0)

貴了庵・長艸刺繍工房

e0116694_2281740.jpg  総刺繍の桜です。見事というか、重そうというか、総絞りの着物もありましたが、豪華絢爛そのものです。
貴了庵・長艸刺繍工房は、北野天満宮の北、平野神社のすぐそばにあります。9時がお伺いする時間でしたが、8時半にはもう玄関前に着いてしまいましたので、北野天満宮裏からお土居を見に時間つぶしをしておりました。空は晴れているのに、大粒の雨が落ちて、北山しぐれです。
  表札がなければ見落としてしまいそうな京民家ですが、玄関を入ると着物を架けた衣桁が並んでおります。総刺繍、総絞り、絞りに刺繍をしたものなど、能装束とは違う豪華さです。
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庵主長艸敏明氏のお話は、中国の繍仏(刺繍で仏像を縫い、拝む対象としたもの)から始まり、中宮寺の‘天寿国曼荼羅繍帳’の話になりました。現在、氏はこの復元に取り組んでいるからです。本物は奈良国立博物館に寄託されており、前日に行った中宮寺には復元された繍帳が展示されてはいるのですが、氏はあれは悪くはないが完全ではありません、とのことで、蚕の小石丸(美智子皇后が飼育している小ぶりな繭:生産性が低いので商業的には生産されていません)から績み出される糸の太さから、糸染めの染料、刺繍の技法など、約1時間復元の話でした。祇園祭の鉾の修復も手がけていらっしゃり、昔の刺繍作品の復元は氏のライフワークでもあります。
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by jf1ebpkh | 2011-12-14 22:10 | 仕事 | Comments(0)

佐々木能装束

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西陣の一角に佐々木能装束があります。学生時代、一週間ほど西陣の工房巡りをしたことがありました。金糸、銀糸を作っているところから、染め、織りはもちろん、整経、綜絖、撚糸、紋意匠図、紋彫り等々、学生の分際では良くわからない部門もありましたが、非常に勉強になりました。いまだに覚えているくらいですから。
e0116694_21374479.jpg  西陣は織りですから、染めというと先染め糸のことです。化学染料が主でしたが、絹糸が艶めいて染まっていくのは誠に美しいものです。金糸、銀糸はごく薄の和紙に金銀箔を漆で接着していく方法(糸にするには細く切ります)、絹糸に金箔、銀箔を巻いていく方法があります。写真は経糸が約五千本の広幅生地です。通常の和服地の倍近い本数です。織り師が経て糸の調子が悪いため、様子を見ているところです。
 能装束は、織りの技法の総合芸術作品といえます。色も柄もお決まりですが、邪魔にならない限り、ずっと見ていたい工房でした。
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by jf1ebpkh | 2011-12-13 21:56 | 仕事 | Comments(0)