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<   2018年 05月 ( 7 )   > この月の画像一覧

古本店の廃業

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  隣の大和駅前にある古本店が、今月いっぱいで廃業するそうです。私にとっては、新宿からの乗換駅なので、時々立ち寄っていた古本店です。しばし前から、知らない古本店に入ると、漫画本とエロ本しかない古本屋だったりすることが多く、この古本店は安心して入ることが出来る店でした。主に扱っている分野は無いようでしたが、歴史読本の旧号や大判の特別号、図録などもあって、私にとっては利用価値がある古本店でした。活字離れが言われて久しく、街の新刊本書店の廃業は1日1軒の割で、出版業はずーっと右肩下がりと言われております。商売的には、エロ本と漫画の方が売れるからネ、とは地方で古本店を営んでいる知人の言葉でしたが、情けない思いが伝わってきました。
  しかし、電車の中でも新聞や週刊誌を読んでいる人をほとんど見かけません。皆スマホです。活字は、紙媒体として古くなってしまったのです。先日聴いた活字の講演も、文化財化しつつあります。写植は判りませんが、和文タイプはなんかもう習う人はいないでしょう。ワープロですら使っている人を見ません。
  でも、私は本が好きです。電車は私の大切な読書時間です。古本でも、新刊本でもかまいません。街から本屋さんが無くならないように、買うしかありません。   
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by JF1EBPKH | 2018-05-29 23:13 | | Comments(0)

金属活字と明治の横濱

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  さて今日は、私の研修です。横浜開港資料館での企画展に関わる講演で、3回開かれる予定です。申込者多数の場合抽選とありましたが、運良く当たりました。何年か前、印刷博物館で開かれた朝鮮活字の講演も聴きに行きましたが、今回は活字の書体史研究家小宮山博史氏の収集された展示ですので、お話も書体が中心になるかもしれません。
  しかし、私的には活字がもたらした文化背景、文化の伝播、そしてそれらを可能にさせた工人(職人)のことに触れてもらえたらとても嬉しい。活字文化がもたらしたものは、測り知れないと思います。毛筆で一文字書いたスペースに、活字ならば何文字入るでしょう。美濃判1枚に、1号ポイントなら、何文字入るでしょう。それだけでも文字量にしたら膨大な差が出ます。さらに、金属活字であればインクは油性、紙も和紙のような長く軟らかい繊維ではなく、表面が緻密で滲まないものが求められるはずです。
  活字そのものはどうでしょう。どうやって造るか。家康は朝鮮で活字が作られていることを知って、林羅山や金地院崇伝に命じて駿河版銅活字を作らせますが、長続きしませんでした。会場からこの質問もあって、それは活字を作るのにとてもお金がかかったこと。そして、需要者は高所得者の階層に限られてしまい、版元も木版に数ページ彫ってもそれほど時間がかからず、版木が財産となって譲ることも可能だったからではないかと言うことでした。活字なら、一回刷ってしまえばまたバラバラに活字棚に戻されてしまうでしょう。納得です。活字は、俗に活字合金とまで命名されている鉛の合金です。低い温度で溶解し、凝固時の収縮が少なく、ある程度固くて彫刻がしやすく摩耗にも耐えるものと言うことで、鉛、錫、アンチモンで作られていますが、その比率を見つけたのがグーテンベルクでした。   
  印刷博物館には、基本の活字を彫る(種字と言います=この鋳型から活字を作り、まさに種のように文字を生み出すからです)道具が展示されていました。ナギナタのような彫刻刀(ハンコを彫る技術と似ているので篆刻刀かな?)がありましたが、今回もルーペと字母(種字を生み出すので字の母にあたります)が展示されていました。
講演はあと2回あります。会場には、印刷業の方が多いようでしたが、広辞苑のような辞書が活字で出来ていなかったら、とても持ち運びが出来なかったでしょう。また、ワードプロセッサーやパソコンで、現代の我々は種字を彫ることもなく、字の大きさも自由に転換できる機械を手にしてしまいました。グーテンベルクにも、パソコンを発明した人にも感謝を忘れることはできません。


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by JF1EBPKH | 2018-05-26 22:44 | 趣味 | Comments(0)

添乗に出ておりました

e0116694_23164706.jpg  22日から、和歌山・京都・岐阜へ3泊4日で添乗に出ておりました。テキスタイル科の研修旅行です。行程は昨年と同じですが、研修ですので観光は一切なし。企業訪問と、講議です。企業訪問は、私も大好きですので、喜んで添乗させていただいております。特に今回は学生の意欲が高く、多くの質問が出て大変良かったと思いました。最近の学生は、冷めているのか無関心なのか、張り合いのないことばかりで、ガッカリさせられることの方が多いのです。時間と経費を使って効果がなければ、学校は研修旅行をやめてしまうかもしれません。そうなれば当方も大変です。まずはめでたし、めでたし。e0116694_21025266.jpg 






 写真の御城は信長の岐阜金華山城です。義父の齋藤道三の時は稲葉山城だったところです。岐阜の宿はずーっと「十八楼」にしてますが、今回初めて自室から山上のお城が見える部屋にアサインされました。e0116694_21080617.jpg 窓は川虫が入るので開けないで下さいと注意事項があって開けられないのですが、西日に輝く夕暮れから、夜はライトアップされたお城がいつでも眺められます。何という贅沢なんでしょう。天下布武。信長が井之口という地名を岐阜(名称のいわれはいろいろあるようです)に換え、金華山からの眺望に満足したのは間違いないところでしょう。  宿に、明治22年の岐阜市の地図が掲げられておりました(岐阜市街新全図)。明治22年は、日本に市制がひかれた年です。その地図はケバ式の地図で、金華山や麓を流れる長良川が実に綺麗に描かれておりました。コピーして、持って帰りたいと思ったほどです。
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by JF1EBPKH | 2018-05-25 23:18 | 仕事 | Comments(0)

神奈川の地名

e0116694_22113037.jpg   昨年は抽選にはずれて行くことが出来ませんでしたが、今年は運よくご当選となって、神奈川県公文書館の第3回『神奈川県の地名』講演を聴いてきました。講師は、公文書館の資料課長齊藤達也氏。先年、同名の本を著されて、今年は明治150年に当たるので、今回のテーマは明治維新と神奈川の地名の変遷。神奈川県の県域の確定から始まり、足柄県から伊豆を分離し、武蔵の国との調整。川崎市の全域と横浜市の大部分は武蔵の国であって、神奈川県が旧相模の国と言われ、東多摩郡がなくて三多摩が神奈川県から東京府に移管される時期など、どうしてそうなったのかの理由説明はなかったのですが、公文書上の移管年月日は明確に話をされました。 
  地名の由来は語源と同じように、いろいろな説が陳べられますが、地名に東西南北、上中下などがあるのはと、明治時代以降はすべて明確に語られるのですが、京急線の南太田駅はあっても、なぜ太田駅はないのは?とか、横浜市の中和田は、接している大和市の上和田、下和田の地名と同様の発生かと思っていましたが、中川村・和泉村・飯田村の三村が各村の一部を分割して合併させたから、三村から一字づつ取って名前を付けたなど、えっーと思わせる話もありました。判ってるようで知らないことは、まだまだあるということです。
  おまけもありました。相模の国の表記ですが、国名を決めた延喜式には、相摸とあるそうで、木偏ではなく、手偏だったそうです。でも、木偏でも間違いではありません。

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by JF1EBPKH | 2018-05-20 22:24 | 日常 | Comments(0)

今日の農作業

e0116694_20314103.jpg   連休も開けて、世間はまた日常の忙しさです。連休の後半は余り良い天気ではなかったので、農作業が少し遅れてしまいました。連休前は毎日タケノコ。今は毎日キヌサヤとスナックエンドウ。中2日あけて採りに行くと、1キロくらいなってしまうのでもう食べきれません。連れ愛や娘、私の勤務先へ持っていって食べていただいてます。山椒の実は姉の所へ。代わりにメダカとフキをもらってきました。うちのフキは早々に採ってしまってたので、中継ぎです。今は、次に育った芽が大きくなってきたので、それがまた美味しい。 連休中に、盆栽に貼るいい苔を大量に見つけましたので、取ってきておりました。厚みがあって、乾燥にも強いスナゴケです。今日は私が育てている盆栽で一番大きな鉢の唐カエデに貼ることにしました。この写真のカエデ樹高1mほどあります。鉢が小さくなって、3月末に植え替えました。根がようやく落ち着いたようですので、根回りの化粧です。しかし、カミキリムシが入ってしまったようで、オガクズが時々根元に盛り上がっています。根株の所に殺虫剤を散布しておいたのですが、効いたかどうか。  ベランダの盆栽にも貼りましたが、コケはそれだけでも美しいですが、管理が難しいです。以前、スギゴケを養生して楽しんでいましたが、自宅が大規模改修の際、管理が出来なくてダメにしてしまいました。今、コケの鑑賞がブームにもなっていますが、湿った陰気な植物なのにこれに美を感じる日本人て不思議ですネ。e0116694_21051595.jpge0116694_21283201.jpg     カエデの根っこはいろいろ変化しますので根張りを見るのも楽しいですが、写真に写すと大木感が出て、なかなかいいものです。コケが落ち着いてくるのが楽しみです。e0116694_21371187.jpg
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   楽しみと言えば、イチゴが食べごろになっています。明日は、上の娘の誕生日ですので、手土産に持っていこうかと思っています。
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by JF1EBPKH | 2018-05-12 21:06 | 晴耕 | Comments(0)

伊能忠敬の日本図

e0116694_22360195.jpg  さて次は、上野の東博です。いやぁー、上野は混んでました。広小路も公園も。これじゃあ東博も混んでいるかなと少し心配でしたが、そんなこともなく(特別展ではないので)、目的は達せられましたが、いろいろ不満は残りました。  まず、入場切符です。伊能忠敬の日本図は、企画展でも特別展でもないので、自販機で通常展示の入場券を買えばいいのかどうか、解りませんでした。6~8台ある自販機前にも、人がいる窓口にも入場切符を買おうとする人が一杯並んでいるのです。無駄な時間をとりたくありませんから、列を整理している係員に訊いてみますと、伊能忠敬展に行きたいのですがと言うと、ハイ3番に並んで下さいと言われました。3番窓口は人がいる窓口ですが、通常見学の切符売り場です。本当にここでいいのか? 疑心暗鬼でいるうちに番が来ました。「地図展に行きたいのですが」、「映画はどうしますか?」と訊かれました。映画ねぇ。平成館で、忠敬の映画をやっているのは知っていましたが、どんな内容かは知りません。でも、せっかく来たのだから「お願いします」と答えました。「では、1,000円いただきます」と言われましたので支払いをして、映画の予約が15時からの券をもらいました。映画が平成館なので、展示も平成館だろうと思って平成館をウロウロしましたが、それらしい展示がありません。1階2階と回って、入口の案内を見て、おかしいなぁと思って入口の案内の方に尋ねましたら、地図は本館の10号室ですとのこと。何だ、本館なのかと、10号室ですよね、と念を押すとハイそうですと頷かれます。階段を上がったり下りたりで、少し左足に神経痛が出てきておりましたが本館に向かいます。10号室、10号室と1階の平面図を見ましたが、1階は11号室から20号室までで、新指定された国宝・重文の展示室となっております。アレッと思って2階の平面図を見ますと10号室がありました。何だ2階なのか、と2階へ上がって裏側の10号室へ。でも、そこは江戸の衣装とか浮世絵の部屋で、地図はありません。両隣も見ましたが地図は無し。ウーン、地図はどこだ。と館員らしき人を見つけて尋ねますと、それは1階の15号室ですというではないですか。エーッ。平成館に行ってなくて、本館の10号室と言われてなくて、15号室ですか。平成館では、10号室ですよねと2回も念を押したし、1階ですよねとも訊いています。左足が不自由なのにどれだけ無駄な歩みをしたことでしょう。そして15号室へ行ってみたら確かにありましたが、たったの2枚。それも九州宮崎日向海岸のもの。たったこれだけですか。もう、ガッカリ。  15時の映画の時間がまじかでしたので再び平成館に戻って地下の映写室へ。正味35分の映画でしたが、これは可もなく不可もなし。映画だけだと500円の作品ですが、伊能忠敬のすごさをもっと語って欲しかったですね。地図と同じ部屋に展示されていた文久遣欧使節団の写真と表示板が入れ替わっていましたので、館内のボランティアガイドに指摘しておきましたが、最近の東博にはがっかりさせられます。あ~あ、今回はたくさん愚痴ってしまいました。 🙇ご免なさい。
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伊能図に記された瀬谷村を歩く忠敬の姿を3Dで表した画面のコピーです。
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by JF1EBPKH | 2018-05-06 23:14 | 趣味 | Comments(0)
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e0116694_13365900.jpg  さて今日は、都内の博物館2か所巡り。初めに六本木の新国立美術館の『国画展』へ。作年は行けなかったので、2年ぶりです。いつもの池田氏の作品鑑賞です。
   受付で招待状のハガキを出して、今は事務局長もしている彼を呼んでもらいました。でも、会場の照明がいつもより暗いです。どうして暗くしちゃったの?と訊くと、今までは単に明かるくしたんだけど、今回は照明デザイナーに頼んで、作品の見栄えを良くしたんだけど。とのこと。東博などでの特別展で、鑑賞には照明が重要な役割を果たしているので、会員の要望もあってとのことでした。納得ですが、以前の一様に明るくしてある会場も良かったなという印象です。この国画会は独立系ですので、彫刻に限らず出展作品の個性が豊かで、非常に面白いです。木工や金工、陶芸、染織、版画、洋画などいろいろな分野別に展示されていますが、彫刻が一番見て楽しいかな。具象から抽象まで何でもあります。素材もいろいろ。今回は、乾漆の作品も何点か出ていると教えてもらいましたので、今どき乾漆をやるなんて何てことを(とてもお金と時間がかかるのです)、と思って注意して見て回りましたが、乾漆像の表面は、木彫やブロンズよりも私にはより硬質(見た目)なものに見えました。乙女の像がありましたが、法隆寺金堂の四天王像のような硬さ(精神的)を感じました。これはどういうことでしょうか。乾漆は結構自由な表現が出来るものだと思っていたので、自分自身でも驚きました。少しばかり彼と意見を交わしましたが、素材と表現(表現力)の差かもしれません。結論は当然出ないことがらです。
  たくさん展示されている絵画や染織はそこそこに見て、木工や金工、版画や陶芸はゆっくり鑑賞させていただきました。最近は様々な技巧や素材がふんだんに使われていて、はてこれはどうって作ったのだろうと思うものが少なくありません。作家に尋ねてみたい作品が幾つもありました。

    

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by JF1EBPKH | 2018-05-04 22:32 | 日常 | Comments(0)